当ブログで何度かご紹介した、ゲームが原作のアクション映画「モータルコンバット」。
この度、レンタルで視聴しましたので、感想を書いておきます。
(※健康状態に若干の不安があるため、映画はレンタルで見ることがほとんどになっています)。
いいじゃない……
見ている最中の感想は、この一語に尽きます。
なんというのでしょうか、無理にA級の作品に仕上げようとすることなく、ゲームに由来する至らないところは比較的そのままに、あのゲームを映画化することに意味がある
と言わんばかりの作り手側の姿勢を貫徹して作られた作品という印象で、しかも変な開き直りや見せつけてやろう感がなく、いろいろな意味で納得という印象の映画でした。
この世界観ならこうなるよね……の残虐描写
ゲーム「モータルコンバット」と言えば残虐描写。
ということで、当然(?)、本作でもいろいろとそれ系の描写があるのですが、作品の世界観とマッチしているため、残虐描写だけが突出しているといった印象は受けません。
むしろ、出血あり、傷口ありの戦いが世界観のベースとなっているため、作品世界を作り上げる一部となっていたような印象を受けます。
グロくしようと思えば歯止めが利かなくなりそうな題材なのですが、そうはなっていなかったところに作り手側のゲーム愛を感じた気がしました。
まあ、続編ありきは……
原作のゲームがシリーズ作品ですので、続編を視野に入れての制作というのは、ある程度、やむを得ないかと思います。
本作の最後も、次のエピソードに続ける気満々という感じでしたが、原作がシリーズ作品ということを知っているかどうかで受け止め方が違ってくるでしょう。
完結した一本の作品と思って見た方の場合には、若干の……ん?という感じが残るのは仕方のないことかと思います。
作り手の思い入れの入った、好感が持てるB級作品
ちょっとほめ過ぎな感もありますが、作り手の思い入れが感じられるB級作品で、個人的には好感を持ちました。
間違ってもA級作品ではありませんので、くれぐれも誤解の無きよう、お願いいたします。