いわゆるチート的なことを家庭用ゲーム機の世界で目にするようになったのは、「サカつく」シリーズにネット対戦が導入されたあたりからのような記憶があります(あくまでうろ覚えですが)。
「サカつく」とは、サッカーチームの育成シミュレーションゲームで、初登場したのはセガサターン。
本筋は育成シミュレーションなのですが、育成したチームを他の人のチームと戦わせることも可能でした。
ただし、初期はおまけ的な扱いで、各人でチームの能力を表すパスワードをネットの掲示板にアップするなどして対戦する程度(※そのパスワードを自分のサターン上で入力して対戦するという仕様だったような)。
それが、新作のリリースに合わせてデータ対戦を実装したところ、チートが続出して……といったことがあったように記憶しているのですが、あとから振り返って思うのは、要はそのゲーム自体に思い入れがあるわけではなく、ただ単に楽に勝てて他の人の上に立てれば満足、といった方たちによるものだったのかも知れません。
この推測が合っているのかどうかは定かではありませんが、そういった方たちを収益源と見込んで作られるようになったのがいわゆる重課金無双的なゲームと考えると納得がいくような気もいたします。