ゲームといえば問題になるのがチートですが、考えてみればゲームブックでは、元々、チートは大して意味を成しません。
ゲームブックの場合、エンディング(※トゥルー・エンド)を見ようと思えば、パラパラっとめくってそのページを見ればいいだけですし――本編の最後など――、複数の選択肢が用意されている時には、その選択肢があるページに指を挟んで選択肢の先のページをひとつひとつ確認して先があるところを選べばいいだけですし、なによりダイスを振ってのバトルでは、そもそも必ず振る必要など無く、勝ったことにしてそのまま先へ進めばいいだけの話です。
ですが、それではあまりにもつまらないので、きちんとルールを守ってゲームブックを進めていくことになるわけです。
ゲームブックにはRPG系のものも多いのですが、ゲームブックを楽しむコツはまさにRPG感覚(ごっこ遊びの感覚)と言えるのかも知れません。
※トップ画像には20面体ダイスが写っていますが、一般的なゲームブックでは6面体ダイス(いわゆるサイコロ)を使うのでは、と思います。念のため。