幽光 別館(旧:ゲームの窓は半開き)

スマホゲームなどの紹介(アフィリエイトあり)の予定でしたが、昔の作品に関する話が多くなっています。

映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』に微妙に乗れなかったわけ

以前、こちらのブログで映画化の予定ありとご紹介した『ダンジョンズ&ドラゴンズ』ですが、『ダンジョンズ&ドラゴンズアウトローたちの誇り』として無事、完成し、昨年、公開されました。

私もDVDレンタルで鑑賞したのですが、個人的にはもうひとつ、乗れなかった印象があります。

あとから振り返ってみて、これが原因だったのかな?と思い当たった点を一個だけ挙げますと、序盤の主人公たちの過去エピソードの展開の中に、若干の違和感を感じる部分がありまして。

主人公は元々、いわゆる「正義、大事!」の側にいたのですが、あることがきっかけで「犯罪?別にいいじゃん」な側に移行することに。

その移行後の最初のアクションが、宝飾店的なところからジュエリー類を盗むことだったのですが、確か、その行動の理由として、ずっと欲しかったものを我慢する必要なんてなかったことに気づいた、といった主人公の心の声みたいなものがあったように記憶しています。

しかし、鑑賞後に振り返ってみて個人的に気になったのは――その時点で主人公側は3人パーティーなのですが、誰ひとりとして「実は以前からジュエリーが欲しかったが、いけないことだと思って我慢していた」ようには見えないのですね。

主人公は男性の元妻帯者なのですが、道を踏み外したあとも宝石類をじゃらじゃらと着けて歩くわけでもなく――。

あとの2人は主人公の娘(当時、今でいう小学生くらい?)と女戦士なのですが、娘はきれいなものをもらって喜んではいても、昔からそういったものへの執着があるタイプには見えず――。

もうひとりの女戦士の方は、非セクシー系のゴリゴリのパワー・ファイターで、こちらも宝飾品が欲しくてたまらなかったといったタイプには見えません。

その時、盗み出したアイテムの中に一個、魔法のアイテムがあって、のちの冒険でも活用されたりするのですが、そのための必要もあってのイベントとはいえ、ちょっと各キャラクターたちの行動としてはつながらないように感じる部分もあり、そういったことが微妙に乗れなかったという印象につながっていったのかも……と。